24時間テレビ2022のチャリティーランナーに自ら名乗りをあげた
お笑いコンビ『EXIT』ボケ担当の兼近大樹(かねちか・だいき)さん。
先日、結婚を発表した相方のりんたろーさんのウエディングフォトに、なぜか兼近大樹さんが白タキシードで登場!
そこでも話題になっていましたね。
今ではすっかり人気者の『EXIT』ですが、兼近大樹さんの生い立ちはかなり衝撃的でした。
中学時代に両親が離婚し、貧乏生活を送り、本人も認め謝罪していますが過去に2度身柄を確保されたこともあります。
今回、チャリティーランナーとして立候補した背景にはこれまでの生い立ちなどが関係しているのかもしれません。
これまでの過去をバネに日々努力されている兼近大樹さん。100kmを笑顔で走りきってみんなにパワーを分けてくれました。
ほんとに素晴らしかったです!
▽この記事で分かること▽
- 兼近大樹の生い立ち
- 兼近大樹の両親離婚からの貧乏エピソード
- 兼近大樹の身柄確保の過去
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兼近大樹の生い立ち
兼近大樹さんの生い立ちを以下にまとめました。
生年月日 | 1991年5月11日 |
---|---|
年齢 | 31歳(2022年8月現在) |
出身地 | 北海道札幌市北区 |
兄弟 | 4人兄弟の3番目 |
父親 | 元建設会社経営 |
生い立ち:出生〜両親離婚まで
兼近大樹さんは、4人兄弟の3番目(兄・姉・かねちー・妹)として1991年に生まれました。
父親は、建設会社を経営していました。
しかし、
小学校時代に父親の建設会社が倒産してしまいます。
その後、
中学時代に両親が離婚。
兄弟4人はバラバラに。兄は父の元へ、兼近大樹さんと姉・2歳年下の妹は母の元へ引き取られることになったのです。
母、照美さんは34歳の時にがんを煩い1年間離れ離れだったそうです。
生い立ち:中学時代
母に引き取られた兼近大樹さんでしたが、生活はかなりきびしく貧乏だったと語っています。
母は、昼間は工場で、夜はスナックで働くなどして懸命に2人の子供を養ってきました。
兼近大樹さんの中学時代は、野球にのめり込みかなりの腕前に!
小学1年生から野球を始め、小学時代は「新琴似シャークス」というチームでキャプテンをしていたそうです。
当時日本ハムファイターズの選手だった新庄剛志さんに球場でボールを貰ったことがあるとか。
そして、中学では右投げ・右打ちでポジションはショート。
札幌市内の大会で優勝した経験もあります。
甲子園も狙える札幌の強豪校からスカウトが来るほどだったそうです。
へい!来週EXITまたもやゴッドタンでるってよ🦑🍫
さらに来週は初のトークライブもあるし、沼津、大阪、沖縄、福岡と飛び回るぜ!まじ感謝一択!感謝を知らずに生きてたあの頃の俺を叱咤してやりたい。
中学軟式野球札幌市優勝した時のインタビューでドン引きコメントを残した俺を罵倒してやりたい。 pic.twitter.com/eNz4bVOwNa— EXIT 兼近 (@kanechi_monster) September 23, 2018
しかし、家庭の事情からその道に進ことを諦めることに。
当時は様々な葛藤があったのでしょうね。
生い立ち:高校時代
高校は、定時制高校に入学し、勉強しながら家計を支えてきました。
朝は新聞配達
昼はとび職
2歳年下の妹の学費を補うために頑張っていたそうです。
さらに、生活保護を受けないためにも仕事をしないといけなかった状況でした。
兼近大樹さん本人は生活保護を受けるべきと考えていましたが、母がそれを断固拒否!
生活保護を受ける=車を手放す=子供たちや祖母の送り迎えができない
という状況になるからです。
「中学生の時に『生活保護を受けろ!』と、母親と喧嘩したことがある。『このままでは生活していけないから、生活保護を受けてくれ』とお願いしたけど、それこそ『車が必要だから嫌だ』と言われた。『車を捨てろよ、いらねーだろ!』と言ったら、『あなたたちやおばあちゃんの送り迎えはどうするの?』と突き返された。でも、生活保護を受けないと俺らの生活はどうするの? という八方塞がりの状況だった。結局、俺が新聞配達の仕事をして、なんとか生活保護を受けずに暮らしていた」と明かした。
続けて、兼近は「自動車を処分する必要がなければ、絶対に生活保護を受けていたし、中学生で新聞配達の仕事をやっていなかっただろう。それほど車は必要だった」と当時を振り返る。
引用元:YahooEXIT兼近、“中学生で新聞配達”始めた理由
確かに、北海道という土地柄、車は必需品ですよね。
その後、兼近大樹さんは
仕事に専念することを決め、自主退学されています。
2021年には小説「むきだし」を発表。→むき出し (文春e-book) Kindle版
2022/6/11に更新されたYouTubeチャンネルで、高校卒業認定試験を受験することを報告されていました!
脳波のチェックで数学のセンスがあることを知ったそうですよ♪
この姿に、たくさんの反響が出ているようです。
- いろいろなことに挑戦し続けていてすごい
- 何事にもチャレンジするかねちー素敵
- めちゃくちゃ忙しいのにすごい
- ほんとに尊敬する
- 自分も頑張ろうと思った
兼近大樹さんの姿から、自分も頑張ろうというエネルギーをもらえますね。
生い立ち:高校自主退学〜上京まで
定時制高校を自主退学後は
18歳の頃には、札幌・すすきので従業員として働いていたこともあったそうです。
妹が高校を卒業したこともあって、
20歳の頃に上京します。
兼近大樹さんは
- NSC東京校19期生として入校
- 2013年1月1日に逢見亮太(現・おーみ)さんとコンビ「ぷりずん」を結成
- 2017年5月から逢見さんが活動を休止し、ピンで活動
- 2017年11月に「ぷりずん」が解散
この時は、黒髪で前髪ぱっつんで今のチャラさのかけらは微塵の見られませんね。
生い立ち:相方りんたろーとの出会い
ピンで活動している間に、りんたろーさんに出会います。
りんたろーさんはめっちゃチャラかったと。芸歴10年でもチャラいというのはもう才能だと。
兼近大樹さんがりんたろーさんを誘い、
仮コンビ「SCANDAL」を結成して『M-1グランプリ2017』に出場!
3回戦進出を果たしました。
2017年12月22日に、りんたろーさんと正式に「EXIT」を結成しています。
ただただ笑ってもらいたいという強い思いを持っています。
2019年には『チャラ男芸人』として大ブレイク!
「売れるまで帰らない!」と言って上京してから7年を経て北海道の母の元へ凱旋ライブで帰郷したそうです。
そのライブに現れた母からの手紙がこちら↓※一部抜粋
野球に対する情熱が冷めてきた”と言って働くことを選択しましたが、本当は家系を助けるためのウソだとすぐに分かりました。そんな気を使わせてしまってごめんなさい。
今、大樹は野球を楽しんでいた頃にように輝いています。楽しんでいる姿を見ることができて幸せです。
引用元:スポニチアネックス
お母さんからの手紙は胸が熱くなりますね。
以前のインタビューで、「何事もやり遂げたことがない」と語っていた兼近大樹さんですが、今こうしてお茶の間に元気と笑いを届けてくれています。
これからもたくさんパワーを分けてもらえそうですね。
兼近大樹の両親離婚からの貧乏エピソード11
小学生の頃、父親の建設会社が倒産し、中学生の頃には両親が離婚。
母に引き取られた兼近大樹さんですが、これまでもお伝えしてきたように小学生の頃からかなりの貧乏生活を送っていたようです。
兼近大樹さん自身、これまで多くのメディアで語ってきた貧乏エピソードは11項目もありました。
<貧乏エピソード>
①大量のモヤシを食べていた
②ティッシュがスルメの代わりに
③「サンタです。来ました」の手紙
食べものが無い時には、大量のモヤシが大活躍!色んな調味料につけて食べていたそうです。
2枚重なっているティッシュを、1枚ずつに分けて、それを細く切ってスルメみたいにして、マヨネーズをつけて食べていた。
サンタが来て欲しいと泣きながら母親にお願い。すると翌朝、枕元に「サンタです。来ました」と手紙だけ置いてあった。
<貧乏エピソード>
④ご飯が出るまで帰らない
⑤ピンポンダッシュ作戦
⑥夜空の星がロウソク
小学生の同級生の家に行き、ご飯が出るまで帰らなかった。
ピンポンダッシュして、逃げる途中で妹に転ぶ演技をさせ、妹が捕まったら謝りに行く。その時には服がボロボロで、「お腹空いたよう」と言い、その家でご飯を食べさせてもらっていた。
誕生日にケーキが買えず…。姉に「夜空の星がロウソクなんだよ」と言われ、夜空に向かって火を消す真似をした。
<貧乏エピソード>
⑦舞い散る塩を口でキャッチする」という遊びが流行る
⑧家出の理由がネズミ
⑨クワガタを50円で売る
妹との間で「舞い散る塩を口でキャッチする」という遊びが流行っていた。これはポケモンが流行っていた当時。兼近大樹さんたちはそれができなかった分、塩を拳に乗せて、空高く突き上げた時に、塩を口でキャッチするという遊びをしていた。
中学の時の姉の家出理由が、家に食べものが無さすぎて、姉の足の指をネズミにかじられたから。
中学生の頃、父親の指示でクワガタを捕まえ、1匹50円で友達に売って収入を得ていた。
<貧乏エピソード>
⑩渋谷の宮下公園でホームレス
⑪父親の趣味がクワガタ
20歳の頃に上京してから半年は、渋谷の宮下公園でホームレスをしていた。早朝におにぎりの炊き出しがあった。
父親が給料の大半を趣味のクワガタに使っていたことが家庭が貧乏だった一番の原因。
このような貧乏生活を送ってきた兼近大樹さんですが、本人は『ハッピーチャラ貧乏』と振り返っています。
母親である照美さんの明るさがそうさせていたようです。
兼近大樹は2度の身柄確保
貧乏生活を送りながらも、妹や家計のために仕事をしてきた兼近大樹さんですが、過去に2度の身柄確保されたことがあります。
2度とも主犯格がいて兼近大樹さんは利用されてしまったようですが、罪は罪です。
兼近大樹さんはこのことについて、認め謝罪をしています。
【1回目】2011年4月 売春防止法違反の疑い
1回目は、定時制高校を自主退学したのちに働いていたすすきの仕事先で身柄を確保されています。
兼近大樹さんの容疑は、19歳の女の子に対して男性をあてがい、現金を受け取らせていた
売春防止法違反の容疑でした。
服役はしていません。
2011年11月28日の新聞にも掲載されました。
兼近大樹さんは報道の全面的に内容を認め、謝罪文をTwitterに掲載しています。
— EXIT 兼近 (@kanechi_monster) September 5, 2019
【2回目】2012年4月 窃盗の疑い
2回目は窃盗の疑いで身柄を確保されています。
1度目の身柄確保から8ヶ月後の出来事でした。
この時の容疑は、札幌で起きた1000万円窃盗事件に関与した可能性があるというもの。
取り調べで10日間拘留された末、不起訴処分で釈放されています。
母・照美さんの「この子は逃げないから手錠かけないでくれ」という一言が一番辛かったと、当時を振り返っていました。
この2度目の身柄確保が、兼近大樹さんの人生の大きな転機となっています。
拘留中に「芸人になりたい」と初めて夢を持ったそうです。
友人から差し入れされたピース・又吉直樹さんの著書『第2図書係補佐』を読んだことがきっかけだったそうですよ。
小学生の時は図書館の本を全部破こうかと思うくらい、読書が嫌いでした。
全く本を読まずに育ちましたが、20歳になった時に又吉直樹さんの『第2図書係補佐』という本を読んで、衝撃を受けたんです。それまでは人と表面的な付き合いをしてきて、内面に目を向けたことがなかった。自分だけが考えていると思っていたことが文字になって書かれていて、驚き、目が覚めました。
そこから又吉さんがお勧めしている本や、聞いたことのあるタイトル、作家名を頼りに片っ端から本を読むようになり、全く違う人生が始まった。それで自分の考えてきたこと、生きてきた道を伝えたい、本を書きたい、そのためにまず又吉さんのように芸人になろう、と決めました。
引用元:文藝春秋
どんな犯罪行為も肯定されるものではありませんが、これまでの過ちを受け止めて振り返り、前に進む姿は応援していきたいと思わせてくれますね。
『むき出し (文春e-book) Kindle版』 2021年発表 兼近大樹著
→こちらからAmazonで購入できます。むき出し (文春e-book) Kindle版
まとめ
今回は、24時間テレビ2022のチャリティーランナーに自ら名乗りをあげた
お笑いコンビ『EXIT』ボケ担当の兼近大樹(かねちか・だいき)さんの生い立ちをまとめてきました。
父親の倒産、両親の離婚から貧乏生活を送り、2度の身柄確保をされた経験のある兼近大樹さん。
今回のマラソンでは
今まで何かを成し遂げたことがなかったので、テレビでやりきる姿を色んな方に見てもらいたいです。チャラい見た目のやつが一生懸命に取り込んでいる姿を見ていただき、全力で走り切って皆さんに勇気を与えたいと思います!運動はあまり好きではなく、走ること、疲れることはなるべくしないように生きてきたので、あえて苦手なことに挑戦したいと思います。ただ、マジ疲れている感じは出したくないので、なるべくいい感じで、元気に、心地よく、走り切りたいと思います!
24時間テレビの歴史、これまで繋いできたバトンを汚さないようにしっかり走りたいと思います!
と意気込みを語っています。
「笑顔で走りきる」という目標を有言実行してくれた兼近大樹さん。
たくさんの元気や勇気、パワー、感動をありがとうございました!
これからも応援します!